おかえり横道世之介

吉田修一『おかえり横道世之介』中央公論新社 ★★★★☆

前作の最後、世之介はなくなってしまったのに、続編?と思いながら読み始めたが、大学卒業後の話だった。就職できず、ふらふらとバイトをしたりしながらも、なんとなく人の心に入っている世之介。疑似家族のような形で過ごしたり幸せに暮らしている様子が、ほのぼのする。

ずっとそばにいて長い間深く付き合うという感じの人ではないが、でも、人の心の隅に密かに住み着いている。

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