滅びの前のシャングリラ

凪良ゆう『滅びの前のシャングリラ』中央公論新社★★★★☆

江那友樹:小太りで優しく気弱ないじめられっ子、目力信士:40にもなって定職にもついておらず、やくざにもなれなかった半端者、江那静香:一人で子供を育て、肝の据わっている母親、山田路子:歌手として成功しているけど、満たされていない。

地球に隕石が落ち、1か月後には人類が滅亡するという世界で4人の視点からそれぞれの世界が描かれ、それぞれの人生が交錯していく。

ほとんどの章で人を殺した、という冒頭から始まり、すぐに話の中に入っていけるので、するする読める。読み進めるとそれぞれの関係性がつながっていき、すっきりする。

ファンタジーであっという間に読めて面白かった。

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