線は、僕を描く

★★★★☆

2020年本屋大賞第3位を獲得した本で横浜流星さん主演で映画化もされています。

砥上 裕將『線は、僕を描く』講談社

 【あらすじ】

大学生の主人公(青山霜介)は、高校生の頃事故で両親を亡くし、

それ以来自分の中にある直方体の真っ白な箱に閉じこもっているような感覚になる。

ある時、単発のアルバイト先で水墨画の巨匠(篠田湖山)と出会い、そのまま水墨画の世界に入っていく。

水墨を通して自分の心と向き合い、徐々に外の世界ともつながっていく。 


 【見どころ】

未知の水墨に関する細かな描写があるのでお仕事小説の要素もあり、水墨の世界に興味がわいてくる。

水墨画の巨匠の1人である藤堂翠山との出会いの場面が好きだった。

【おススメ】

三浦しをんさんのお仕事小説が好きな人や、穏やかな日常や静かな心の動きを丁寧に描いた小説が好きな人におすすめです。

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