山本文緒『自転しながら公転する』新潮社 ★★★★☆
この著者の本を初めて読んだ。与野都がどんな人なのか、なかなかつかみどころがなかったが、途中、恋人の貫一とティファニーのネックレスで揉めるあたりは、なんとなく都の感じていることに共感でき、涙がでた。複雑な感情は一つの方向に向いているだけでなく、いろんな方向に向いているので、わかりやすく描かれている人柄の人より、都のような人の方がリアルなのかもしれないと思った。
山本文緒『自転しながら公転する』新潮社 ★★★★☆
この著者の本を初めて読んだ。与野都がどんな人なのか、なかなかつかみどころがなかったが、途中、恋人の貫一とティファニーのネックレスで揉めるあたりは、なんとなく都の感じていることに共感でき、涙がでた。複雑な感情は一つの方向に向いているだけでなく、いろんな方向に向いているので、わかりやすく描かれている人柄の人より、都のような人の方がリアルなのかもしれないと思った。
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